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【2019年度版】アマゾンプライムビデオのおすすめ映画52選!

どうもビスハンです!

最近時間があればAmazonプライムビデオで映画観たりドラマ観たりしていて
ホントにAmazonプライムが欠かせない生活を送っております。
そこで現在Amazonプライムで見れる映画で
見て損はしないであろう52作品を紹介したいと思います!

アマゾンプライムビデオ おすすめ映画52!

ミステリー、サスペンス

ユージュアル・サスペクツ

冒頭で、左手に拳銃を持つ謎の男が船上で複数の人物を殺し、船は爆発・炎上して、銃殺体を含む多数の遺体が見つかる。この船はカリフォルニア州のサンペドロ港に停泊していたマフィアの麻薬密輸船であり、爆発と多数の死者は、マフィアと対立組織の抗争によるものと思われた。関税局捜査官のクイヤンは、その事件で一人だけ無傷で生き残った、詐欺師で左側の手足に麻痺があるヴァーバル・キントを尋問する。キントは、サンペドロ港での密輸船爆発事件が起こるまでの一連の過程をクイヤンに語る。それは次のような話である。密輸船爆発事件の6週間前、ニューヨークの警察署に、ある銃器強奪事件の「面通し」(容疑者の顔を事件関係者に見させて、容疑者が真犯人であるか否かを見分けさせること)のために、5人の「ユージュアル・サスペクツ」(容疑者としていつも名前が挙がる人物)が集められた。5人は、元汚職刑事のキートン、マクマナスとフェンスターの強盗コンビ、爆弾製造を請け負うホックニー、そしてキントだった。5人はこの件では立件されず釈放される。

ミステリー映画の傑作としても有名な作品で
よく言われる煽り文句でもありますが映画のラストは衝撃の展開が待ってます。
作中には様々な伏線や仕掛けが施されているので
全てが繋がっていくシーンは圧巻です!

セブン

雨の降り続く、とある大都会。退職まであと1週間と迫ったベテラン刑事サマセットと、血気盛んな新人刑事ミルズは、ある死体発見現場に急行した。死体は信じられないほど肥満の男であり、彼は食べ物の中に顔を埋めて死んでいた。死因は食物の大量摂取とその状態で腹部を殴打されたことによる内臓破裂。状況から、何者かによって手足を拘束され、銃で脅されながら食事を強制されていたことが判明し、殺人事件と断定される。サマセットは死体の胃の中から発見されたプラスチックの破片から、現場の冷蔵庫の裏に、犯人が脂で書いたと思われる「GLUTTONY(暴食)」の文字と、事件の始まりを示唆するメモを発見する。次の被害者は強欲な弁護士のグールドであり、彼は高級オフィスビルの自室で血まみれになって殺されていた。死体はちょうど贅肉の部分を1ポンド分切り落とされており、状況から犯人は2日かけて、被害者にどこの肉を切るか選ばせていたと推定された。現場には被害者の血で「GREED(強欲)」の文字が残されており、サマセットは、犯人が「七つの大罪」をモチーフにして殺人を続けていると判断する。

七つの大罪をテーマにした作品は今や結構ありますが
この作品は特に暗くて陰惨な雰囲気が立ち込めています。
殺人犯を追いかける刑事の映画なのですが犯人役の不気味さや
サマセットを演じるモーガン・フリーマンも印象深いです。

シャッターアイランド

1954年、連邦保安官テディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)とチャック・オール(マーク・ラファロ)ら捜査部隊は、ボストンハーバーの孤島(シャッターアイランド)にあるアッシュクリフ精神病院を訪れる。この島でレイチェル・ソランドという1人の女性が、"The law of 4. who is 67?"(4の法則 67番目は誰?)という謎のメッセージを残して行方不明となった。強制収容されている精神異常犯罪者たちの取り調べを進める中、その病院で行われていたマインドコントロールの事実が明らかとなる。

とある事件を操作する刑事が島全体が精神病院になっている島を舞台に
捜査をするというストーリーなのですが
こちらも映画自体にある仕掛けが施されているので
伏線など見逃さないように見ましょう!

アフタースクール

母校の中学校で働くお人好しな教師・神野のもとに、かつての同級生だと名乗る探偵が尋ねてくる。探偵は、神野の幼馴染で、今は一流企業に勤める木村を探しているという。 探偵の強引なペースに巻き込まれて、心ならずも木村探しに巻き込まれるうちに、神野の知らない木村の姿が明らかになり、事態は誰もが予想しない展開に向かっていく。

怪しい探偵と教師がかつての同級生を探すストーリーで
全体的には穏やかな雰囲気なのですが、とあるトリックが仕込まれていて
種明かしのシーンまで全く気づきませんでした。
日常的な話の中から驚きの展開が待ち構えています。

白ゆき姫殺人事件

長野県のしぐれ谷国定公園内で、化粧品会社のOL・三木典子が滅多刺しにされ燃やされた遺体となって発見される。テレビワイドショー『カベミミッ!』の制作を請け負う契約ディレクターの赤星雄治は、知人の狩野里沙子から三木殺害に関する情報を知らされると、その内容をツイートし始めTwitter上で注目される。赤星は狩野から三木に恨みがあるとされ、事件の日から失踪している同僚・城野美姫の存在を知る。評判の美人だった三木の事件は、いつしか勤務する会社の目玉商品になぞらえて「白ゆき姫殺人事件」とネット上で呼ばれるようになる。赤星がワイドショーに取り上げるべく周辺に取材すると、地味で目立たない城野は上司の篠山聡史と交際していたが三木に彼を奪われていて、また同期として何かと比較される存在とされていた。赤星は城野を犯人と断定して取材を進め、周辺社員たちの城野への疑いや、篠山が城野からの手作り弁当を受け取るも迷惑がっていたことなどのツイートを続けてゆく。

殺人事件とSNSが絶妙に絡み合う現代っぽい作品で
原作は湊かなえさんで人間の嫌な部分をまざまざと表現しています。
SNSで発言しているフォロワーと視聴者が重なる部分がありぞくっとします!

ソロモンの偽証 前編 後編

  

38歳の教師・中原涼子(旧姓・藤野)は母校の江東区立城東第三中学校に赴任し、新任校長・上野素子の求めに応じて、同校で「伝説」となっている、23年前涼子が中心人物として行った「校内裁判」の顛末を語り始める。バブル経済崩壊直前の1990年、大雪が降ったクリスマスの朝、2年A組の涼子と野田健一は校舎脇で雪に埋もれた同級生・柏木卓也の遺体を発見する。その死は屋上からの飛び降り自殺と断定されたが、刑事を父に持つ涼子や学校あてに、卓也は大出俊次ら3人の不良生徒に殺害されたとする「告発状」が届く。当時の校長・津崎正男は、担当刑事の佐々木礼子と話し合い、告発状の存在を明らかにしないままカウンセリングと称し生徒の聞き込みをして送り主の生徒を特定しようとする。実は告発状は涼子の同級生である三宅樹里と浅井松子が共謀して送りつけたもので、佐々木らはその事実に近づきつつあった。一方、涼子は卓也の生前、俊次らが樹里たちをいじめ暴力を振るう場面を目撃しながら怖くて見て見ぬふりをしようとしたこと、それを卓也に見つかり、学級委員として日々いじめ廃絶を訴えていながら行動しない態度を「口先だけの偽善者」と痛罵されたことを気に病む。

中学校で起きた事件をきっかけに多くの生徒や大人たちを巻き込んだ
校内裁判までのストーリーになっています。
子供ならではの悩みや苦しみがテーマになっていてそれぞれが
事件を通して大人へと進んでいく成長の話にもなっています。

麒麟の翼

寒い夜のこと。日本橋の欄干にもたれかかる男を巡査が目撃する。男の胸にはナイフが刺さっていた。どうやら男は死にかけた状態でここまで歩いてきて、力つきたようだ。その後、男は病院で死亡してしまう。加賀と松宮も参画して事件の捜査が始まる。その中、事件直後に若い不審な男が現場から逃走中にトラックにはねられ、昏睡状態に陥っていることが分かった。「彼が人殺しをするはずがない」と否定する恋人。しかし、彼の持ち物からは被害者が持っていた財布と書類鞄が発見される。そして、被害者とのある関係が浮上したことから、警察は不審な男を犯人と断定し裏付け捜査を進めてしまう。一方、被害者が部長を務めていた会社で「労災隠し」が発覚し、その責任が被害者にあることが公になる。このことで被害者家族は一転して世間・学校からのバッシングにさらされてしまう。果たして、若い男は犯人なのか。被害者はなぜ瀕死の状態で日本橋まで歩いてきたのか。加賀と松宮はその真相に挑む。

東野圭吾さん原作の「加賀恭一郎シリーズ」の作品で日本橋が舞台となっています。
ある殺人事件に関わる人たちの人間関係や過去の後悔など
様々なエピソードが絡み合うストーリーになっています。

容疑者Xの献身

惨殺死体が発見され、新人女性刑事・内海(柴咲コウ)は先輩と事件の捜査に乗り出す。捜査を進めていくうちに、被害者の元妻の隣人である石神(堤真一)が、ガリレオこと物理学者・湯川(福山雅治)の大学時代の友人であることが判明。内海から事件の相談を受けた湯川は、石神が事件の裏にいるのではないかと推理するが……。

こちらも東野圭吾原作の「ガリレオシリーズ」の映画化作品で2人の天才の対決となります。
石神の仕掛けたトリックが最大のポイントなのですが
正直ミステリー作品で一番衝撃を受けました!

コメディー

鍵泥棒のメソッド

何事も計画を立ててからでないと行動出来ない水嶋香苗が新たに立てた計画は、目標の期日までに相手を見つけ結婚するというものだった。また、法外な報酬で仕事を請け負う凄腕の殺し屋『コンドウ』こと山崎信一郎は、仕事を遂行した際に僅かな返り血を受け、手近な浴場へと車を走らせる。そして、計画性皆無の三文役者桜井武史は人生に行き詰まって自殺を図るが失敗し、おもむろに開けた財布に銭湯のタダ券を発見する。桜井は出掛けた銭湯で、分厚い財布を持つ羽振りのいい山崎をチラ見する。その後、風呂場で山崎が足を滑らせ失神すると、桜井はそれに乗じてロッカーの鍵をすり替える。山崎は意識不明で病院に搬送されるが、頭を打ったショックで記憶を無くしており、所持品から自分を『桜井武史』だと思い込んでいた。桜井は山崎の車を乗り回し、思い付く事に財布の金を使い、山崎の家にまで上がり込む。家を物色すると、偽造免許や拳銃など山崎の仕事道具が続々と出てくる。退院の日、記憶喪失に困惑する山崎は香苗と出会う。良心的な香苗はその日以降、山崎の世話を焼くようになる。成り行きで『コンドウ』を演じる桜井は、報酬受け取りのため依頼人と会い、更なる依頼を受け負わされるのだった。自分を売れない俳優だと思い込んでいる山崎は、真剣に芝居に取り組みだす。

 入れ替わり、殺し屋、記憶操作、面白くなりそうな要素が詰まっている作品で
全体的にプロットが良くできていて、「アフタースクール」と同じ監督です。

 サマータイムマシンブルース

 とある大学、「SF研究会」のだらしない部員達。前日にクーラーのリモコンが壊れてしまい猛暑の中ぐったりしてる部員達の前に突然タイムマシンが出現する。昨日に戻り、クーラーのリモコンを取ってこようと思ったメンバー。しかし、タイムトリップしたことが面白くなった面々は、過去の世界でふざけたことばかりする。そんな中、過去を変えると今が消えてしまう可能性がある事を知った。慌てた部員たちは自分たちの「今」を消さないために、大急ぎで以前に自分たちが過去でやらかした一連の行動が致命的なことにならないようにリカバリーしようと奮闘する。「昨日」と「今日」だけのタイムトラベル物語。

監督は「踊る大捜査線」シリーズの本広克行さんです。
大学生の悪ノリ悪ふざけの連発で、劇中何度も「こいつら仲いいな(笑)」と思ってしまいます。
タイムマシンを使った小ネタが多くて何度も見返してしまいます。
コメディ映画なのですがしっかりとタイムマシンを使ったトリックが練られていて
最後にはよくできてるなぁと感心します!

下妻物語

茨城県下妻市に住む竜ヶ崎桃子は、ロリータ・ファッションをこよなく愛する孤高の高校生である。もう一人の主人公・白百合イチゴは、レディース(暴走族)の一員であり、桃子の父親の作ったベルサーチの偽物を買いに来たことをきっかけに、桃子の家に出入りするようになる。イチゴは、世話になった暴走族の総長・亜樹美の引退の際、代官山にいるらしい有名な伝説の刺繍家に「亜樹美さんありがとう」と書かれた特攻服を着て送り出したいと思い、資金を稼ぐために桃子を引き連れパチンコ屋に繰り出す。桃子は初めてのパチンコであったが、偶然連チャンし、易々と自分の服代とイチゴの刺繍のための資金を稼ぎ出す。イチゴは代官山に詳しい桃子を伴い伝説の刺繍家を探しに行くが、その刺繍家を見つけることはできず、イチゴは深く落ち込む。見かねた桃子は自分が刺繍を請け負うと約束。不眠不休で刺繍をし、見事な刺繍入りの特攻服が仕上がった。その出来栄えの素晴らしさにイチゴは感動を覚え、感謝を伝えた。その言葉を聞いて桃子は今までに感じたことのない不思議な感覚を覚え、これをきっかけに、二人の間に友情が芽生え始める。

否かのヤンキーとかなり痛い女の子の友情ストーリーです。
かなりズレてる2人なのですが掛け合いは秀逸で
テンポが素晴らしくて笑いっぱなしの2時間です!

エイプリルフールズ

4月1日に起こる様々な事件と関係者そしてそれぞれがついた嘘をテーマにした群像劇
チャラくてナンパ師の医者と騙された妊婦、誘拐犯と人質とその家族
身分を装う熟年夫婦、自分を宇宙人だと思い込む少年
様々な人の人生がエイプリルフールを元に大きく動き出す。

多くの登場人物の行動が絡み合う群像劇でとにかく楽しいこれぞエンタメ作品って感じです!
笑えるところも多いですが話が進むにつれてそれぞれの
エピソードが感動のフィナーレを迎えます。

ミックス。

母のスパルタ教育により、かつて“天才卓球少女”として将来を期待された多満子(新垣結衣)は、母の死後、普通に青春を過ごし普通に就職する平凡な日々を送っていたが、会社の卓球部のイケメンエース・江島(瀬戸康史)に告白され付き合うことに。ついにバラ色の人生が!と思った矢先、新入社員の美人卓球選手・愛莉(永野芽郁)に江島を寝取られてしまう。人生のどん底に落ち、逃げるように田舎に戻った多満子。しかし、亡き母が経営していた卓球クラブは赤字に陥り、自分の青春を捧げた活気のある練習風景はそこにはなく、さらにクラブのメンバーも、妻と娘に見捨てられた新入部員の萩原(瑛太)をはじめ、全く期待が持てない面々ばかり。しかし江島と愛莉の幸せそうな姿を見た多満子は、クラブ再建と打倒江島・愛莉ペアを目標に、全日本卓球選手権の男女混合(ミックス)ダブルス部門への出場を決意。部員たちは戸惑いながらも、大会へ向け猛練習を開始する。

卓球をテーマに絆や恋を描いた作品で笑えるコメディー要素と
スポーツの熱さが絶妙な作品です。

ハッピーフライト

機長昇格訓練中の副操縦士、鈴木和博(田辺誠一)は、羽田発ホノルル行き1980便(ANAボーイング747-400)でOJT最終日となる乗務の準備をしていた。この路線訓練の試験に合格すれば、機長に昇格できるというものであるが、当初予定されていた優しい教官ではなく、厳しいことで知られる指導教官、原田典嘉(時任三郎)と乗務をすることになってしまう。この日は1980便の離陸後に台風13号が関東地方へ来るが、ホノルルまでは概ね悪天に見舞われない予報となっていた。また、機体の右上のピトーヒーターに不調が見られたが、右下のピトー管は予備で通常は使用できないため、左2本を利用して航行することとなる。新人CAの斎藤悦子(綾瀬はるか)は、1980便で初めて国際線フライトに乗務することとなったが、搭乗前ブリーフィングに遅刻し、鬼チーフパーサーとして知られる山崎麗子(寺島しのぶ)に怒られてしまう。更に、機内での作業が始まってからも周囲に追いつけず、同乗のCAからも疎まれていた。グランドスタッフとして勤務する木村菜採(田畑智子)は、退職を申し出ているにもかかわらず上司に拒否され続け、後輩の吉田美樹(平岩紙)の教育にも手を焼いていた。彼女はこの日も1980便のオーバーブッキングを上手く調整するが、座席変更を受け入れてもらう代わりに、機内持ち込み不可能な大きさの荷物でも持ち込めるようにするという取引をしてしまい、乗客に罵声を浴びせられた中堅CAの田中真里(吹石一恵)とトラブルになる。一方、空港ではOCCやドックで社会科見学の小学生を受け入れていたが、OCC責任者の高橋昌治(岸部一徳)らはその対応に手を焼いていた。

ウォーターボーイズスイングガールズなどで知られる
コメディー映画の巨匠矢口史靖監督の作品です。
CAやパイロットだけではなく空港のスタッフ(グランドスタッフ)などに
スポットを当てていて飛行機が安全に飛ぶためには
色んな人が関わっているんだなと勉強にもなります。

スリラー、サイコ

時計仕掛けのオレンジ

 

舞台は近未来のロンドン。クラシック音楽、中でもベートーヴェンをこよなく愛する15歳のアレックス・デラージ(Alex DeLarge)をリーダーとする少年4人組“ドルーグ”は、今夜もコロヴァ・ミルク・バーでドラッグ入りミルク“ミルク・プラス”を飲みながら、いつものように夜の世界の無軌道的な暴力行為“ウルトラヴァイオレンス”の計画を立てていた。 労働の担い手とならない老人は街中にゴミのように打ち捨てられホームレスとなっており、アレックスたちは酔って寝ていたホームレスを棍棒でめった打ちにする。ほかの不良グループ(ビリーボーイズ)は“デボチカ”少女を“フィリー”強姦すべく、廃墟に連れ込み血気盛んに衣服を剥ぎ取りベッドに押し倒すが、見計らったかのようにアレックスたちが現れ、全員を棍棒で叩きのめす。その乱闘中にサイレンの音が近づき、アレックスたちは逃走する。

クレイジーすぎて完全に見る人を選ぶ映画です。
暴力描写も多いので苦手な人はホントに見ない方がいいです。。
かなり過激な作品なのですが1971年の公開以来名作とい言われているのは
主人公のアレックスの生き方やセンスに不思議な魅力があるからだと思います。
また無慈悲で残酷な世界観も映画的な面白さに溢れています。

 トレインスポッティング

ヘロイン中毒のレントンは不況に喘ぐスコットランドエディンバラでヤク中仲間と怠惰な生活を送っていた。人のいいスパッド、モテモテでジャンキーのシック・ボーイ、アル中で喧嘩中毒のベグビーらと悲惨な現実を前にしてもドラッグやナンパ、軽犯罪やクラビングを繰り返す毎日。そうこうするうちスパッドが受刑者となりレントンは何度目かのドラッグ断ちを決意。必死の麻薬治療を受けた彼は、ひと旗揚げようとロンドンで仕事を見つけ真っ当な生活を目指す。しかし、未だ更生しないベグビーらがそんな彼を追いかけてきた。

クスリ常習者の若者たちの日常からどうしようもない世界を描く
何とも言えない面白さがある映画です。
特にラストシーンは印象的で最高です!

ファイトクラブ

物語は、「僕」の視点で進行する。「僕」(エドワード・ノートン)は、自動車会社に勤務し、全米を飛び回りながら、リコールの調査をしている平凡な会社員である。高級コンドミニアムに、イケアのデザイン家具、職人手作りの食器、カルバン・クラインアルマーニの高級ブランド衣類などを強迫観念に駆られるように買い揃え、雑誌に出てくるような完璧な生活空間を実現させ、物質的には何不自由ない生活を送っていた。一方で、僕の精神の方は一向に落ち着かず、不眠症という大きな悩みがあった。僕は、精神科の医者に苦しみを訴えるが、医者から「世の中にはもっと大きな苦しみを持ったものがいる」と言われ、睾丸ガン患者の集いを紹介される。そこで僕は、睾丸を失った男たちの悲痛な告白を聞くと、自然と感極まり、これを契機に不眠症は改善した。これが癖になった僕は、末期ガン患者や結核患者などの自助グループにニセの患者として通うようになり、そこで僕と同じく偽の患者としてさまざまな互助グループに現れる女・マーラ(ヘレナ・ボナム=カーター)と出会う。どう見ても不治の病を患っているように見えない彼女が、会に参加することで泣くことができなくなり、再び不眠症が悪化してしまう。

 この映画はマジで傑作です!
うだつが上がらない、特に目標もない主人公が
イケイケで細マッチョで女にモテるワイルドな男「タイラー・ダーデン」に会うことで
人生が大きく変化していくストーリーです。
何かを変えたいという欲求と殴り合い(ファイトクラブ)がつながったときに
人間の渇望が溢れ出します。
過激な作品ですが多くの人に通じるメッセージも含まれています。

 タクシードライバー

ニューヨークにある小さなタクシー会社に運転手志望の男性が現れた。ベトナム戦争帰りの元海兵隊員と称するトラヴィス・ビックルロバート・デ・ニーロ)は、戦争による深刻な不眠症を患っているため定職に就くこともままならず、タクシー会社に就職。社交性にやや欠け、同僚たちから守銭奴とあだ名されるトラヴィスは、余暇はポルノ映画館に通ったり、深い闇に包まれたマンハッタンを当てもなく運転する、という孤独の中にあった。そして、そこで目にする麻薬と性欲に溺れる若者や盛り場の退廃ぶりに嫌悪を示していた。

主人公のトラヴィスは行動が無茶苦茶でちぐはぐで
決してカッコイイ生き方とは言い難いのですが
この映画はなぜかハマってしまう魅力があります。

ノーカントリー

 舞台は1980年のアメリカ合衆国テキサス州西部。凶悪化する犯罪を憂える保安官エドトム・ベルトミー・リー・ジョーンズ)の語りを背景に、殺し屋アントン・シガー(ハビエル・バルデム)が保安官の拘束を脱して殺人・窃盗を行うシーンから物語が始まる。一方そのころ、銃を持ってプロングホーンを撃ちに行ったベトナム帰還兵ルウェリン・モス(ジョシュ・ブローリン)は偶然に殺人現場に遭遇する。状況からすると麻薬取引がスムーズに進まず、途中で銃撃戦に発展したらしく見える。死体の転がる中を歩くモスは、麻薬を積んだトラックの運転席に重傷を負って座っているメキシコ人を発見する。モスは幾つか質問をするが、彼は「アグア」(スペイン語で「水」の意)と言うのみ。モスはその場を立ち去る。そこから少し離れた木陰にあった男の死体のそばで、モスは札束の詰まったブリーフケースを発見し、これを自宅に持ち帰る。その夜、運転席で苦しんでいた男のことが気にかかったモスは水を持って現場に戻るが、戻って来たギャングたちに発見されてしまう。モスは現場から逃走、ギャングの追跡を一旦逃れたものの、現場に置き去りにした車から身元が割れ、モスは金の発見を請け負ったシガーに追われる身となる。

追う男と追われる男の攻防がメインの作品で
とにかく殺し屋シガー役のハビエル・バルデムの演技がめちゃくちゃ怖いです。
無口で無表情で淡々と仕事をするように殺しを行う姿にビビります。

メメント

ある日、自宅に押し入った何者かに妻を強姦され殺害された主人公・レナードは現場にいた犯人の1人を射殺するが、犯人の仲間に突き飛ばされ、その外傷で記憶が10分間しか保たない前向性健忘になってしまう。復讐のために犯人探しを始めたレナードは、覚えておくべきことをメモすることによって自身のハンデを克服し、目的を果たそうとする。出会った人物や訪れた場所はポラロイドカメラで撮影し、写真にはメモを書き添え、重要なことは自身に刺青として彫り込む。しかし、それでもなお目まぐるしく変化する周囲の環境には対応し切れず、困惑して疑心暗鬼にかられていく。

クリストファー・ノーラン監督の傑作で
数ある工夫された脚本の中で「メメント」を超える脚本はないと思います!
主人公の記憶が10分しか持たないので映画も10分毎に切り取られているのですが
その表現や仕組みが秀逸で常に頭を使いながら見ないと
意味が分かりません、とにかく難解ですが見終わった後には
「これはすごい」としか言いようがないです。

OLDBOY

酒が原因で父親としても、夫としても、ビジネスマンとしても冴えないジョー(ブローリン)。 クビのかかった大事な商談も台無しとなり、自棄になり溺れるほど酒を飲んで、意識を失う。 目が覚めた場所はとある安ホテルの一室。扉は鍵がかけられ、窓のない部屋に監禁されたジョーは混乱し、助けを呼ぶが誰も応えず、ただ定期的に同じ中華料理と酒が小窓から差し出され、部屋の片隅にある隠しカメラが、監視を続けるだけだ。やがて据え付けられたテレビからショッキングなニュースが流れる。彼の妻ドナが殺され、犯人が彼だというのだ。自暴自棄になり 錯乱するジョーだが、「誰が?何の目的で?」「何故妻まで殺されたか?」「娘はどうなったのか?」何も分からないまま、長い期間監禁され続ける。自身をハメたのは誰なのか?脱出と復讐、娘への恋慕と再会を果たす為、ジョーは酒を断ち、身体を鍛え始める。やがて部屋を白いガスが覆い、深い眠りに落ちたジョーが目を覚ましたのは、公園の真ん中に置かれた大きな箱の中だった。20年ぶりに突然解放された怒れる男は、真実を知るため行動を開始する。

 暴力シーンが多くてとにかく残酷な映画です。
なぜ主人公が誘拐されたのか真実が明かされるときの絶望感が半端ないです。

さまよう刃

少年犯罪によって奪われた最愛の娘。犯人は少年法により保護され、遺族には永遠の絶望が残される。残酷な犯罪を続ける少年犯。彼らは‘少年法’に保護されている。復讐が何も解決しない虚しい行為だと分かっていながら、父親の長峰は自ら犯人を追う。そして、長峰を追う2人の刑事。綾部孝史と真野信一。被害者の絶望は、永遠に消えない。そして、少年たちは犯した罪と同等の刑を受けることはない。刑事は法律を守る、という建前の正義を優先する警察組織に、不条理さを感じる。

 被害者遺族の苦しさや葛藤を描いた作品で
ストーリーが進むにつれてどんどん苦しくなってきます。
少年犯罪と罪と罰という重いテーマに触れていて
正しさとは何かをすごく考えさせられます。

SCOOP!

カメラマンの都城静は、かつて数々の伝説的スクープをモノにしてきたが、今では芸能スキャンダル専門の中年パパラッチとして、借金や酒にまみれた自堕落な生活を送っていた。そんなある日、ひょんなことから写真週刊誌『SCOOP!』の新人記者・行川野火とコンビを組むことになり、日本中が注目する大事件に巻き込まれていく。

ゴシップ雑誌の記者たちの話で芸能人のゴシップを
撮るために試行錯誤したり追いかけたりするシーンなどコメディー要素もあるのですが
社会的な事件を追いかける姿など鬼気迫るシーンも魅力があります。

凶悪

スクープ雑誌「明潮24」に、東京拘置所に収監中の死刑囚・須藤から手紙が届く。記者の藤井は上司から須藤に面会して話を聞いて来るように命じられる。藤井が須藤から聞かされたのは、警察も知らない須藤の余罪、3件の殺人事件とその首謀者である「先生」と呼ばれる男・木村の存在だった。木村を追いつめたいので記事にして欲しいという須藤の告白に、当初は半信半疑だった藤井も、取材を進めるうちに須藤の告発に信憑性があることを知ると、取り憑かれたように取材に没頭して行く。

実際に起きた事件を元にした作品でまさに「凶悪」な事実を描いています。
リリー・フランキーさんの演技が怖すぎます。

 SF

 インセプション

ドミニク・コブ(通称コブ)とアーサーは、標的の無意識に侵入する軍の実験段階の技術を用いて標的の夢から重要情報を引き出す、「引き出し人」と呼ばれる産業諜報員(産業スパイ)だった。ところが、今回の標的である日本人実業家サイトウは、コブが標的の無意識にある考えを植え付ける (inception)、遂行困難な仕事をこなせるか試したという。 病気である競争相手モーリス・フィッシャーが経営するエネルギー複合企業を破滅させるため、サイトウはコブにモーリスの息子にして後継者であるロバートに父親の会社を解体させるよう、納得させることを依頼する。サイトウは、見返りとしてコブの殺人容疑を取り消してコブが子供たちの待つ家に戻れるよう、影響力を行使することを約束する。コブは依頼を引き受け、口達者な「なりすまし人」イームス、夢を安定させる強力な鎮静薬を調合するユスフ、亡き妻の父であるステファン・マイルズ教授の助けで勧誘した、夢の中に設置する迷宮を設計する建築学科の学生アリアドネで組織を組む。アリアドネは、入り込んだコブの夢の中で亡き妻モルが侵略的に投影されていることを知る。

主人公は人の夢に入り込んでアイディアを盗むという産業スパイという設定なのですが
この夢の中の表現が素晴らしいです!
普通の街並みのように見えて突然地面がめくれあがって天地逆転したり
夢ならではの超展開が発生します。
監督はクリストファー・ノーラン監督なのですがとんでもない発想力です。

2001年宇宙の旅

 宇宙船ディスカバリー号木星探査の途上にあった。乗組員は船長のデビッド・ボーマンとフランク・プール、出発前から人工冬眠中の3人の隊員と、史上最高の人工知能HAL(ハル)9000型コンピュータであった。順調に進んでいた飛行の途上、HALはボーマン船長に、この探査計画に疑問を抱いている事を打ち明ける。その直後HALは船のAE35ユニットの故障を告げるが、ボーマン船長が確認すると問題は見つからなかった。HALの異常を疑ったボーマン船長とプール船長は、その思考部を停止させることを決める。

3つの章に分かれていて
第一章は人類誕生の前の話で猿が少し成長する話です
第二章は一気に時間が飛んで人類が宇宙旅行を楽しむまで
科学技術レベルが進化した時代の話です
この二章が一番時間が長くて宇宙飛行士のボーマンと人工知能のHALのやり取りがあります。
第三章は宇宙の神秘や生命体の行きつく先の話で正直ここでかなり難解な話になります。
難解すぎて一度見ただけでは( ゚д゚)ポカーンって感じでした。
ただおそらくその後のSF作品に大きな影響を与えていて根源的な作品になっています!

TIME/タイム

 そう遠くない未来、人類は遺伝子操作で25歳から年を取らなくなることが可能になった。人口過剰を防ぐため、通貨が時間となり、人々は自分の時間で日常品から贅沢品まで支払うこととなった。また、通行料も時間で支払う必要があるため貧困層の地域と富裕層の暮らす町は実質的に隔離されている。裕福な人、すなわち時間を十分に持っている人たちは永遠にも近い時間生きることができるが貧困層の人々は働くことでわずかな時間を給料として受け取り、生活していた。左腕に光る時間表示が0になるとき、人は命を落とす。自分の腕を上にして相手の腕をつかめば相手の持っている時間を奪い取ることができる。 一秒一秒が無駄にできなくなった世界で、スラム街で暮らす主人公は時間を奪うことで生活をしているマフィア集団から富裕層の男を救う。富裕層の男は自分の時間をすべて主人公が眠っている間に与え、置手紙を残して自殺してしまう。

 寿命=お金という設定で飲食でも物を買うのも寿命を切り売りして生活していて
貧困層は明日明後日の寿命で何とか時間を稼いで生活していて
他人の時間を奪って生き残る奴もいます。
富裕層はまさに不老不死のごとく人生を謳歌しています。
ギリギリの時間で生きる危うさやハラハラ感も楽しめます!

戦争、歴史

シンドラーのリスト

 1939年9月、ドイツ軍によりポーランドが占領され、ポーランドの都市クラクフもドイツ軍の占領下に置かれた。ユダヤ人を激しく蔑視するナチス党政権下のドイツ軍はクラクフ在住のユダヤ人に移住を強制し、彼らをクラクフ・ゲットーの中へ追放していた。そんな中、ナチス党の党員でもあるドイツ人実業家オスカー・シンドラーリーアム・ニーソン)が、クラクフの町へやってきた。彼は戦争を利用してひと儲けすることを目論み、潰れた工場を買い取って琺瑯容器工場を開設。有能なユダヤ人会計士イザック・シュターン(ベン・キングスレー)に工場の経営を任せ、安価な労働力としてゲットーのユダヤ人を雇い入れ、また持ち前の社交性でSSの将校に取り入って自らの事業を拡大させていった。しかしやがて冷酷なSS将校アーモン・ゲート少尉(レイフ・ファインズ)がクラクフ・プワシュフ強制収容所の所長としてクラクフに赴任して来る。ゲートとその部下のSS隊員達は、ゲットーや収容所でユダヤ人を次々と殺戮していく。シュターン初め、シンドラーの工場で働くユダヤ人たちにも危機が迫る中、金儲けにしか関心がなかったシンドラーの心境に変化が生じていく。そして彼はあるリストの作成を決意する。

ユダヤ人を1100人以上救った実在する人物を描いているノンフィクション作品です。
当時のドイツ軍の残酷な行いを惨たらしくも刻々と描いていて
辛いですが目を背けてはいけないテーマで
主人公のオスカー・シンドラーの行動に感動します。

プライベート・ライアン

ある老人が家族を連れてノルマンディー米軍英霊墓地を訪れ、一つの墓の前に感極まって座り込んだ。心配した家族が駆け寄るなか、老人は戦時中のある思い出を回想する。
舞台は戦時中のオマハ・ビーチ、ノルマンディー上陸作戦を成功させたアメリカ軍だったが、ドイツ国防軍の激しい迎撃にさらされ多くの戦死者を出してしまう。そんな中、アメリカ陸軍参謀総長ジョージ・マーシャルの元に、ある兵士の戦死報告が届く。それはライアン家の四兄弟のうち三人が戦死したというものだった。残る末子ジェームズ・ライアンも、ノルマンディー上陸作戦の前日に行なわれた空挺降下の際に敵地で行方不明になったという報告が入り、マーシャルはライアンを保護して本国に帰還させるように命令する。

スティーヴン・スピルバーグ監督作品で戦争の地獄のような戦いを
明確に描いていて冒頭30分の戦闘シーンは衝撃です。
一人の兵士を探すために命懸けで戦う探索チームの生き様がとにかく素晴らしいです。

のぼうの城

周囲を湖に囲まれ、浮城とも呼ばれる忍城(おしじょう)。領主・成田氏一門の成田長親は、領民から「でくのぼう」を略して「のぼう様」と呼ばれ、親しまれる人物であった。天下統一目前の豊臣秀吉は、関東最大の勢力北条氏の小田原城を攻略せんとしていた(小田原征伐)。豊臣側に抵抗するべく、北条氏政は関東各地の支城の城主に籠城に参加するよう通達した。支城の一つであった忍城主の氏長は、北条氏に従うように見せかけ、手勢の半数を引き連れて小田原籠城作戦に赴きつつも、裏では豊臣側への降伏を内通していた。「武州忍城を討ち、武功を立てよ」秀吉にそう命じられ、石田三成は大軍勢を率いて忍城に迫る。軍使として遣わされた長束正家は、成田氏が既に降伏を決めていることを知りながら、戦を仕掛けるためにあえて傲慢な振る舞いをし、まんまと策略にはまった総大将・長親は「戦」を選択した。当主・氏長より降伏を知らされていた重臣たちは、初め混乱するが覚悟を決め、かくして忍城籠城戦は幕を開けた。

歴史の史実に基づいた時代劇なのですがコミカルで見やすい作品になっています。
見どころは忍城の戦力は少ないながらも工夫した戦い方や
農民から支持を得る長親の人柄です。

清須会議

天正10年(1582年)本能寺の変。一代の英雄織田信長が死んだ――。跡を継ぐのは誰か?後見に名乗りを上げたのは2人。筆頭家老・柴田勝家(役所広司)と後の豊臣秀吉(大泉洋)。勝家は、信長の三男でしっかり者の信孝(坂東巳之助)を、秀吉は、次男でおおうつけ者と噂される信雄(妻夫木聡)を、それぞれ信長の後継者として推す。そして、開かれる清須会議――。会議に出席したのは4人。勝家、秀吉に加え、勝家の盟友であり参謀的存在の丹波長秀(小日向文世)、立場を曖昧にして、強い方に付こうとする池田恒興(佐藤浩市)。繰り広げられる一進一退の頭脳戦。様々な駆け引きの中で騙し騙され取り巻く全ての人々の思惑が猛烈に絡み合う。

織田信長の後を継ぐものを会議で決めるという歴史上の一大事を描いた作品で
時代劇ですが合戦などの戦いは描かれずそれぞれの知能戦が繰り広げられます。
監督はコメディーの巨匠三谷幸喜さんです。

アクション 、パニック

ダークナイト

道化師のマスクを被った犯罪者の一団がゴッサム・シティ銀行を襲うが、一団は互いに裏切りあって最後の一人になるまで殺し合う。生き残った男はジョーカーであり、銀行に預けられていたマフィアの資金を奪って逃走する。ブルース・ウェインことバットマン、地方検事のハービー・デント、ゴッサム市警のジム・ゴードンの三人は、ゴッサムから組織犯罪を無くすため活動していた。ブルースはハービーの理想に感銘を受け、彼のキャリアをサポートする一方、堂々と悪と戦うハービーこそがゴッサムの求める真のヒーローであると考え、バットマンの引退を考えていた。ブルースは幼なじみで検事のレイチェル・ドーズに想いを寄せているが、レイチェルの気持ちはブルースとハービーの間で揺れていた。マフィアたちが集まり、サルバトーレ・マローニ、ギャンボル、チェチェン人ボス、会計士のラウが会議を始める。ラウは自身に危険が及ぶのを察知して香港に逃亡したためテレビ通話で参加したが、会議にジョーカーが現れ、バットマンは法律によって妨げられないことを警告する。ジョーカーはマフィアの資金の半分と引き換えにバットマンを殺す事を提案する。ギャンボルはジョーカーの態度に腹を立て、懸賞金をかける。

アメコミ映画の中でも異彩を放つノーラン監督のバットマンシリーズで
ヒーロー映画の最高傑作です。
観客はジョーカーのカリスマ性にどんどんハマっていきます。
またジョーカーが楽しそうに悪を謳歌するのと対比で
バットマンのヒーローとしての苦悩も描かれています。

バイオハザード2 アポカリプス

アンブレラ社の地下秘密研究所「ハイブ」でのバイオハザード発生から2日後、汚染は研究所内部で食い止められたことで、その真上にあるラクーンシティの住民達はいつもと変わらぬ日常を送ることが出来た。しかし、ハイブで起きた事件を調査すべく派遣されたアンブレラ社の社員が封鎖された地下入り口を開けると、高濃度のウイルス反応が検知され調査隊は内部から出てきたクリーチャーによって襲われてしまう。その結果、ウイルスによる汚染が街にまで蔓延し人々は次々と感染してゾンビ化、街中で人を襲い始めて、連鎖的にアンデッド達が溢れ出し、壊滅状態になった。事件の隠蔽を図るアンブレラ社は、中央警備局(以降、「CSA」)やU.B.C.S.を派遣してラクーンシティを封鎖。U.B.C.S.隊長のカルロス・オリヴェイラは、ビル屋上でアンデッドに追われていた女性を助けるが、彼女は既にアンデッドに噛まれた後であり、ゾンビ化する絶望から飛び降り自殺してしまう。ほぼ同じ頃、アンブレラ社は敵の侵攻を食い止めるべく出動した警官隊に警備部隊を応援として派遣したものの圧倒的な敵の物量に成すすべなく壊滅。更に街の外へ出るゲートに向かう避難民の中から感染者が発生した事実を受けて、感染が街の全域に到達し制圧が失敗したと認識して感染拡大阻止のため別の手を打つことを決定した。

ゾンビ映画の決定版「バイオハザードシリーズ」の第2作目です。
シリーズの中でも本作を選んだのは街中でのアクションやホラー感が丁度いいのと
名シーンが多いのもいいところで
アリスがバイクで教会のステンドグラスを割りながら入ってくるシーンや
ビルの屋上から垂直に走るシーンなど最高です!

シン・ゴジラ

11月3日8時30分ごろ、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出し、東京湾アクアラインでトンネル崩落事故が発生する。政府は、原因を海底火山か熱水噴出孔の発生と見て対応を進める。内閣官房副長官矢口蘭堂は、インターネット上の一般人による目撃報告や配信動画などから、いち早く事故の背景にある巨大生物の存在を示唆するが、周囲はそれを一笑に付す。しかし、まもなく巨大生物の尻尾部分がテレビ報道されたことで、政府は認識を改める。更に自重で潰れるため上陸は不可能という専門家の意見とは裏腹に、巨大生物は多摩川河口から大田区内の呑川を這いずるように遡上し、蒲田で上陸し、街を破壊しながら北進を始める。相手は生物である事、陸上で行動可能である事を前提として捕獲か駆除かを検討した結果、政府による対処方針は駆除と決定。その大きさや性質が不明な事から生半可な攻撃では駆除は困難であると予想され、無制限に火器を使用できる防衛出動での自衛隊出動を模索。半ば超法規的にではあるが害獣駆除を目的とした戦後初の防衛出動が要請された。巨大生物は当初こそ蛇行に似た動作で進行していたものの、品川区北品川近くで急速な進化と巨大化を遂げ、直立二足歩行を開始する。暫く歩行した後に停止、そこへ自衛隊攻撃ヘリコプターが攻撃位置に到着するが、付近に逃げ遅れた住民が発見されたことで攻撃は中止される。直後に巨大生物は突如、再び蛇行に切り替えて京浜運河から東京湾へ姿を消すが、一連の行動による被害は上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上にもなっていた。

 エヴァンゲリオンで有名な庵野秀明監督の作品です。
現代のゴジラといった感じで政府の対応や一般人の動きなど
とてもリアルに描かれています。監督が同じなのエヴァっぽさもあるので楽しめます。

感動、 ファミリー、恋愛

 ショーシャンクの空に

1947年、若くして銀行副頭取を務めるアンドリュー・デュフレーン (アンディ)は、妻とその愛人を射殺した罪に問われる。無実を訴えるも終身刑の判決が下り、劣悪なショーシャンク刑務所への服役が決まる。ショーシャンクでは、長年服役する「調達屋」ことエリス・ボイド・レディング(レッド)が、もう何度目かとなる仮釈放の審査を受け、更生したことを訴えるがやはり却下される。レッドが落胆し部屋を出ると、アンディを含む新しい受刑者達が護送されて来る。アンディら新入り達はノートン所長とハドリー主任刑務官から脅しを含めたショーシャンク刑務所の紹介をされ、その晩に取り乱した一人の新人受刑者がハドリーから過剰暴力を受けて死んでしまう。 孤立していたアンディはやがてレッドに声をかけ、鉱物採集の趣味のため小さなロックハンマーを注文する。それをきっかけにアンディはレッドと交友を重ね始める。他方、アンディは荒くれ者のボッグズとその一味に性的行為を強要され、抵抗のため常に生傷が絶えない生活が続いた。

名作映画として広く知られている傑作です。
ショーシャンク刑務所で出会った主人公のアンディとレッドの友情や
困難な状況でも戦い挑み続けることの大切さを学べます。
後半からラストシーンまでの流れは圧巻です!

ミリオンダラー・ベイビー

アメリカ中西部でトレイラー・ハウスに住むほど貧しい上に家族が崩壊状態にあり、死んだ父親以外から優しい扱いを受けてこなかったマーガレット(マギー)・フィッツジェラルドは、プロボクサーとして成功して自分の価値を証明しようと、ロサンゼルスにあるフランキー・ダンのうらぶれたボクシング・ジムの戸を叩いた。フランキーはかつて止血係(カットマン)として活躍した後、トレーナーとなってジムを経営し、多くの優秀なボクサーを育ててきた。しかし、彼らの身の安全を深慮するあまりに慎重な試合しか組まない上に不器用で説明が不足していたことからビッグチャンスを欲するボクサーたちに逃げられ続け、その不器用さは家族にも波及し、実の娘ケイティとは音信不通になっている。マギーがジムに入門したのは、フランキーが最近まで手塩にかけて育ててきたビッグ・ウィリーに逃げられたばかりの時だった。最初フランキーはマギーのトレーナーになることを拒んだものの、フランキーの旧友でジムの雑用係、元ボクサーのエディ・『スクラップ・アイアン』・デュプリスが彼女の素質を見抜いて同情したこともあり、次第にフランキーは毎日ジムに通い続けるマギーをコーチングしはじめる。

女性版ロッキーのような感じでボクシング初心者のマギーが
才能と努力でどんどん強くなっていくサクセスストーリーです。
しかしストーリーの後半から思いもよらない展開へと進んでいき、
物語のラストに出てくる話はすごく救われます。

レオン

ニューヨークで孤独に生きるイタリア系移民のレオンは、プロの殺し屋として、レストランの店主という表の顔を持つイタリア系マフィアのボス、トニーを介した依頼を完璧に遂行する日々を送っていた。ある日、「仕事」帰りのレオンはアパートの隣室に住む少女マチルダと、彼女の顔に父親からの暴力の痕があることをきっかけに知り合う。マチルダは実父であるジョセフだけではなく、異母姉のジョアンからも虐待を受けており、継母のマージからはまるで関心を向けられず、幼い弟マイケルにしか心を開けない、閉塞感に満ちた日常を送っていた。「大人になっても人生はつらいの?」と尋ねるマチルダに、レオンは「つらいさ」と答える。その翌日、ジョセフが麻薬密売組織の「商品」を横領したことを見抜いたスタンスフィールドとその一味がジョセフの部屋を襲撃。現場は銃撃戦となり、マチルダの家族四人は4歳のマイケルもろとも殺害される。家に居たくないと、レオンのためにいつもの2パックの牛乳を買いにでかけ、運良く難を逃れていたマチルダは、とっさに隣室のレオンに助けを求め、レオンはしばし逡巡した後に彼女を保護する。

名画として有名な本作は孤独な殺し屋と傷ついた少女の物語です。
殺しのプロとしてストイックだが繊細なレオン
観客を惹きつける魅力のあるマチルダ
イカれた刑事のノーマンなどどのキャラクターも際立っています!

ニュー・シネマ・パラダイス

 ローマ在住の映画監督・サルヴァトーレはある晩、故郷の母から電話でアルフレードが死んだことを告げられる。サルヴァトーレはベッドの中で、アルフレードと共に過ごした日々に思いを馳せていた。第二次世界大戦終結から間もない頃、「トト」と呼ばれていた幼いサルヴァトーレ少年は、シチリア島の僻地の村で母と妹と暮らしていた。父は出征したきり消息不明。当時、村の中心の広場に面した教会を兼用した小さな映画館は、村の唯一の娯楽施設だった。外界から隔絶された村人たちにとって、その映画館は村の外に通じるたった一つの窓だった。週末になり、劇場で映写機が回り出すと、アメリカ映画の中で描かれる想像を超えた豊かさや、保守的な村ではありえないロマンティックな男女関係など、目を丸くして見ている村人たちの前に外の世界が映しだされた。新作の輸入映画が封切られる夜、村人たちは映画館に集まり、スクリーンに声援を送り、また本来あるべきラブシーンを教会の謹厳な司祭がカットさせた箇所では、揃ってブーイングを鳴らすのだった。

映画を題材にしていて、当時の情勢や雰囲気が伝わってきて
舞台となるシチリア島の風景も美しくて
主人公の成長を通して様々なことを感じられる映画です!

 最高の人生の見つけ方

余命6ヶ月を宣告されたエドワード・コール(ジャック・ニコルソン)とカーター・チェンバーズ(モーガン・フリーマン)今までの人生も考え方も全く違う2人は同じ病室で出会い
死ぬ前にやり残したことを実現するために二人で冒険に出る。

「後悔のないように生きる」という誰にとっても重要ですが
やりたいことをやり切るということの大切さについて改めて考えさせられる作品です。

グラン・トリノ

 

フォードの自動車工を50年勤めあげたポーランド系米国人コワルスキーは、妻を亡くし(妻を思い出して「俺は嫌われ者だが、女房は世界で最高だった」という)、愛車グラン・トリノを誇りに、日本車が台頭して住民も今や東洋人の町となったデトロイトで隠居暮らしを続けていた。頑固さゆえに息子たちにも嫌われ、限られた友人と悪態をつき合う日々であり、亡き妻の頼った神父をも近づけようとしない。常に国旗を掲げた自宅のポーチでビールを缶のまま飲んで、飲み終えると片手でくしゃっと握りつぶす。コワルスキーを意固地にしたのは朝鮮戦争での己の罪の記憶であった。

頑固おやじが近所の少年を通して人々との関わりを持っていくハートフルな映画です。
クリント・イーストウッドとにかく渋くてカッコいい
主人公の車にたいするこだわりの深さから何かに真摯に向き合うことの
大切さやカッコ良さを学べます。

フォレストガンプ/一期一会

空中を漂う一本の羽がフォレストの足下に舞い降りるシーンから始まる。物語は、バス停のベンチに座るフォレストが、バスを待つ人々に話しかけながら過去を回想するという形で進行する。
アラバマ州グリーンボウに住むフォレスト・ガンプは普通の子供よりも知能指数の低い少年で、背骨が歪んでいるため脚装具を付けないとまともに歩けなかった。母親はそんな彼を、普通の子供と同じように育てたいと考え、女手一つで公立小学校への入学も勝ち取る(その為に校長に身を任せると想像されるシーンがある)。入学初日、スクールバスに乗る事となったフォレストは「知らない人の車に乗ってはいけない」という言いつけを思い出して戸惑うが、運転手と互いに自己紹介し合う事で乗り越える。バスの中では誰もフォレストを隣に座らせなかったが、ただ1人ジェニーという女の子だけは彼のために隣の席を空け、以後2人は自然と仲良くなる。

主人公フォレストガンプの人生そのものが映画に詰められているのですが
フォレストの真っ直ぐで純粋な性格に観客はどんどん引き込まれていきます
歴史上の大きな事件や流行など様々な要素が詰め込まれていて
その事件の中でフォレストの行動も面白いポイントです。
また誰と話しても自分を変えないフォレストの生き方も魅力的です。

君に読む物語

認知症を患い過去を思い出せずにいるアルツハイマー症の老女と共に、療養施設へ入寮しているデュークは、ノートに書かれた物語を彼女へ読み聞かせている。物語は、1940年のアメリカ南部シーブルックが舞台。青年ノアは別荘にやってきた17歳のアリーに一目惚れ。強引にデートに誘い、映画を見て語り合った後、仲良くなり、2人は付き合うようになる。

身分の違う2人の恋愛というド定番な設定なのですが
お互いの気持ちがすれ違う様などこれぞ恋愛映画のドキドキ感を味わえます。
しかしただの恋愛映画では終わりません!
終盤にかけてはぐっとくる展開に繋がっています。

ビッグ・フィッシュ

身重の妻ジョセフィーンと暮らすジャーナリストのウィル・ブルーム。彼の父エドワード・ブルームは自らの人生を巧みに語って、聞く人を魅了するのが得意だ。ウィル自身も幼い頃は父の奇想天外な話が好きだったが、年を取るにつれそれが作り話であることに気づき、いつしか父の話を素直に聞けなくなっていた。3年前の自分の結婚式にエドワードが息子ウィルの生まれた日に巨大な魚を釣った話で招待客を楽しませた時、不満が爆発する形でウィルは父に今夜の主役は自分であると訴え、父は自慢の息子の結婚式を盛り上げるためだったが裏目に出てしまい、ウィルは一方的に父と疎遠になる。

不思議な世界観を作り出すティム・バートン監督の作品で本作も
巨人や魔女など不思議なキャラクターがたくさん出てきます。

湯を沸かすほどの熱い愛

夫の一浩とともに銭湯を営んでいた双葉は、夫の失踪とともにそれを休み、パン屋店員のバイトで娘の安澄を支えていた。ある日職場で倒れた彼女が病院で検査を受けると、伝えられたのは末期ガンとの診断であった。2~3カ月の余命しか自分に残されてはいないと知り落ち込む双葉だったが、すぐに残されたやるべき仕事の多さを悟り立ち上がる。

余命宣告をされた母親の家族に対する愛情を描いた作品です。
大切な人たちのために人は何を残せるのか考えさせられます。

ツレがうつになりまして。

幹男はクレーム係の仕事をバリバリこなし、毎朝お弁当まで作る。ある朝、イグアナのイグに「食欲が羨ましい」とか、ゴミ箱の前で「これみんな要らないんだよね」とつぶやく。翌朝、真顔で「死にたい」と呟く。激務とストレスによる 心因性うつ病で「心の風邪」で半年から1年半かかると診断される。上司は「忙しくて皆うつ病みたいなものだ」と辞めさせない。漫画家で結婚5年目の晴子は古道具屋に器が「割れなかったことで価値がある」といわれ、ツレに「会社を辞めないなら離婚する」と告げる。薬で元気になるが揺れがあるからと注意され、認知療法で日記をつける。

うつ病を抱えた夫と一生懸命に支える妻のストーリーになっています。
うつ病の苦しさややこしさも描いて辛いシーンもあるのですが
全体的には夫婦の緩やかな日常にフォーカスを当てているので暖かい気持ちになれます。

そして父になる

11月。再開発プロジェクトを進めるエリート建築家の野々宮良多と妻のみどり、6歳になる一人息子・慶多の家族は幸せな日々を過ごしていた。慶多は私立小学校を受験し、面接で「キャンプに行って凧揚げをした」と学習塾で教わった通りに答えて、合格する。そんなある日、良多とみどりは、慶多が生まれた群馬県前橋市の病院から「重要なお知らせがある」と呼び出される。斎木という夫婦の息子が小学校進学に際して受けた血液検査で両親と血液型が一致しなかったことから調査した結果、出生時に看護師によって子どもの取り違えが起きていたことがわかり、良多たちの実の息子は慶多ではなく、斎木家の琉晴だという話だった。二人は同じ7月28日に生まれていた。管理面の心配から田舎の病院で産むことを反対していた良多は、「なんで分からなかったのか」と妻を責める。

6歳まで育ていた子供は実は他人の子供だった
やりようがなくて答えもない状況をまっすぐに描いた作品です。

百円の恋

斎藤一子(安藤サクラ)は、32歳になっても実家にひきこもりの自堕落な生活を送っていた。父親の孝夫(伊藤洋三郎)は役立たずだったが母親の斎藤佳子(稲川実代子)は弁当屋を切盛りしており、比較的平穏に過ごせていたが、ある日妹の二三子(早織)が子供を連れて実家に出戻ってきたことにより、問題を抱えるようになる。一子は、二三子の子供とはテレビゲームで良い関係を築いていたいにも関わらず、二三子と歯医者に母親が治療費を出すかで喧嘩してしまい、母親からもお金を貰って追い出されてしまう。

32歳のニート一子が主人公で出てくるのもほとんどはダメ人間なのですが
一子の変化や微妙な人間関係などを見ているうちにどんどん作品にハマっていきます。
なんてことはない話を面白くするという監督の手腕がすごいです!

博士の愛した数式

家政婦紹介組合から杏子が派遣された先は、80分しか記憶が持たない元数学者「博士」の家だった。こよなく数学を愛し、他に全く興味を示さない博士に、杏子は少なからず困惑する。ある日、杏子に10歳の息子がいることを知った博士は、幼い子供が独りぼっちで母親の帰りを待っていることを居たたまれなく思い、次の日からは息子を連れてくるようにと言う。次の日連れてきた杏子の息子の頭を撫でながら、博士は彼を「ルート」と名付け、その日から3人の日々は温かさに満ちたものに変わってゆく。

80分しか記憶が持たない博士を演じる寺尾聰さんと
博士の身の回りの世話をする杏子を演じる深津絵里さん
お二人の演技が作品を通して暖かい感情を与えてくれてとてもいいです。

箱入り息子の恋

天雫(あまのしずく)健太郎星野源)は市役所に勤務する35歳の男性。生真面目で内気な性格が災いし、これまで女性との恋愛経験が無くいまだに実家で両親と暮らしている。 健太郎の父・寿男(平泉成)と母・フミ(森山良子)は息子の将来を気遣い、親同士が子どもに代わって見合い相手を探す 「代理見合い」に出席。そこで今井奈穂子(夏帆)の両親と知り合う。 奈穂子の父・晃(大杉漣)は健太郎のプロフィールを見て「冴えない男」と評価し見合い相手の対象から外してしまうが、ひょんな事から健太郎の人柄を知った奈穂子の母・玲子(黒木瞳)は天雫家にコンタクトを取り健太郎と奈穂子の見合いの場をセッティングする。

人付き合いが苦手で女性経験のない主人公健太郎が美人のお見合い相手に恋をして
最初はあたふたしながらも愛をはぐくむというストーリーで
主人公を演じるのが星野源さんなのでどうしても「逃げるは恥だが役に立つ」を
思い出してしまいます。

青天の霹靂

 

劇団ひとりが自らの書き下ろし小説で監督デビュー。売れないマジシャン・轟 晴夫は生きる難しさを痛感していた。追い打ちをかけるように届く父の訃報。惨めさに涙が溢れた時、青空から放たれた雷を受けて40年前にタイムスリップしてしまう。そこで、若き日の父に出会った晴夫は、父とコンビを組み、人気マジシャンになっていく。

 劇団ひとりさんの初監督作品で家族への愛情が詰まった作品です。
主人公晴夫が過去にタイムスリップして父とコンビを組んで舞台に上がるシーンは
流石の劇団ひとりさんの脚本、演出、演技でめっちゃ笑えます。
コメディー要素だけでなく自分を生む母親との会話のシーンはとても良くて
自分の母親はどんな思いをしていたのか家族のことを考えるようになりました。

アニメ

この世界の片隅に

すずは、広島市江波で生まれた絵が得意な少女。昭和19年、20キロ離れた町・呉に嫁ぎ18歳で一家の主婦となったすずは、あらゆるものが欠乏していくなかで、日々の食卓を作り出すために工夫を凝らす。だが、戦争は進み、日本海軍の根拠地だった呉は、幾度もの空襲に襲われる。すずが大事に思っていた身近なものが奪われてゆく。それでもなお、毎日を築くすずの営みは終わらない。そして、昭和20年の夏がやってきた。

戦争の話なのですが、軍人のではなくそれまでは普通に暮らしていた
女性の人生を通して戦争の残酷さやそれでも生きる勇気が伝わってきます。

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦

ある夜、野原一家は全員揃って時代劇に出てくるような格好をした綺麗な"おねいさん"の夢を見る。しんのすけが幼稚園から帰ると、犬のシロが庭を掘り返していた。その穴から見つけた文箱の中には「おらてんしょうにねんにいる」と読める汚い字とぶりぶりざえもんの絵が描かれた手紙が入っていた。埋めた覚えはないのにと訝しがるしんのすけだが、「おひめさまはちょーびじん」という一文を見て朝の夢を思い出し、"おねいさん"に思いを馳せながら目を閉じる。 目を開けた瞬間、しんのすけは夢で見た泉の畔に立っていた。訳もわからず歩いているうちに、軍勢同士の合戦に遭遇してしまう。最初は時代劇の撮影だと思い込むしんのすけだが、偶然から一人の侍の命を救う。井尻又兵衛由俊(いじり またべえ よしとし)というその侍は、命を救ってくれた恩からしんのすけを自分たちの城、春日城に案内してくれるという。そこには、しんのすけが夢で見た"おねいさん"こと廉姫(れんひめ)がいた。

子供向け映画と思っていたらまさかの感動作品だったといういい意味で裏切られる映画です。
武士として生きる強さはちゃんといい映画だと思えます。

まとめ