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映画【シンドラーのリスト】が震えるほど名作だった

どうもビスハンです!

つい先日「シンドラーのリスト」という映画を見まして
公開は1993年と私自身生まれる前の作品なのですが
名作として呼び声高くてタイトルは知っていたので思い切って見てみました。

舞台は1939年のポーランドでドイツ軍に弾圧されていたユダヤ人と
ドイツ人実業家のオスカー・シンドラーにまつわる事実を元にした作品です。

内容はかなりショッキングなシーンが多くて苦手な人は見れないと思います。
当時の残酷な現実を克明に描いていて辛くなるシーンも多いです。
ですが主人公オスカー・シンドラーの勇気ある行動にとても感動しました。

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シンドラーのリスト

あらすじ

 1939年9月、ドイツ軍によりポーランドが占領され、ポーランドの都市クラクフもドイツ軍の占領下に置かれた。ユダヤ人を激しく蔑視するナチス党政権下のドイツ軍はクラクフ在住のユダヤ人に移住を強制し、彼らをクラクフ・ゲットーの中へ追放していた。そんな中、ナチス党の党員でもあるドイツ人実業家オスカー・シンドラーリーアム・ニーソン)が、クラクフの町へやってきた。彼は戦争を利用してひと儲けすることを目論み、潰れた工場を買い取って琺瑯容器工場の経営を始めた。有能なユダヤ人会計士イザック・シュターン(ベン・キングスレー)に工場の経営を任せ、安価な労働力としてゲットーのユダヤ人を雇い入れ、また持ち前の社交性でSSの将校に取り入って自らの事業を拡大させていった。しかしやがて冷酷なSS将校アーモン・ゲート少尉(レイフ・ファインズ)がクラクフ・プワシュフ強制収容所の所長としてクラクフに赴任して来る。ゲートとその部下のSS隊員達は、ゲットーや収容所においてユダヤ人を次々と殺戮していく。シュターン初め、シンドラーの工場で働くユダヤ人たちにも危機が迫る中、金儲けにしか関心がなかったシンドラーの心境に変化が生じていく。そして彼はあるリストの作成を決意する。

当時のユダヤ人への弾圧や迫害などを描きつつも
ドイツ軍人の華やかな生活も同時に描かれていてより残酷な表現となっています。

オスカー・シンドラーの行動

主人公のオスカー・シンドラーは最初はただ金儲けが目的で工場を経営して
ユダヤ人を雇います。ユダヤ人はシンドラーに感謝しますが
シンドラーから見たらただの労働力で個人に対してそこまで感謝をしていませんでした。
シンドラーはコミュニケーション能力が高くてドイツ軍のお偉いさんと交流をもち
軍人に対しても発言力を持つようになります。
そしてどんどん事業を拡大して労働者も増やしていきます。

シンドラーはかなりの遊び人で妻がいながらも愛人をとっかえひっかえ、
豪勢なパーティーではやりたい放題などいわゆる成功者としての生活を謳歌しています。

ですが物語の中盤からユダヤ人への弾圧を目の当たりにして
考え方が変わってきます。そしてユダヤ人救済の為に行動することになります。

善と悪

オスカー・シンドラーという人物のいいところは
最初から清廉潔白の正義の味方ではない所だと思います。
当初の目的はただの金儲けですし浮気ばっかしてますし
残忍なドイツ軍の将校とも酒を飲む仲でもあります
なので最初の印象は正直あまり良くないでした。

しかしシンドラーを見ていると「完璧な人などいない」ということを改めて実感します
結果的にユダヤ人にとっては救世主ですが
シンドラー自身も苦悩して最終的な決断をするのでそこに人間らしさを感じます。
もしシンドラーが正義感の塊のような人だったら
ドイツ軍とある程度の関係を作って折り合いをつけたり交渉したりは出来なかったはずです。

脚本

難しいテーマなので敬遠する人も多いと思いますが
この映画自体はそれぞれの感情の動きや関係性なども描かれていて
ただ事実を追った作り方ではないです。
楽しい映画ではないですが、見応えはあると思います。

 まとめ

私自身あまり歴史の勉強をしっかりしているわけでもないですし知識はない方だと思います。
ですが映画や作品を鑑賞するのは本人の自由ですし
その作品から何を感じ取るかも人それぞれです。
自分なりに感じ取ったものを大切にしていきたいですね